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雨の日には解体工事を行うのでしょうか?


                 

解体工事中に雨が降っているのですが、工事会社が普通に工事を行っています。梅雨の時期なので明日以降も雨が続きそうなのですが、一般的に雨の日に解体工事は行うのでしょうか?
安全上の問題があるなら工事の中止を工事会社へ相談したほうがいいでしょうか?

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安全上問題が無い限りは工事を行います。

雨=中止ではない

雨で中止になる運動会や遠足などの感覚から、ついつい「雨が降ったら解体工事も中止」と思ってしまいがちですが、実はそうではありません。

国土交通省から刊行されている「建築物解体工事共通仕様書・同解説」にも安全管理について触れられていますが、雨天の場合の措置について細かい指定はありません。

(a)建築基準法(昭和25念法律第201号)、労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)、その他関係法令等によるほか、・・・を参考に、常に工事の安全に留意して現場代理人が管理を行い、施工を伴う災害および事故の防止に努める。
(b)気象予報又は警報等について、常に注意を払い、災害の予防に努める。

建築物解体工事共通仕様書・同解説 平成18年度版6項

一般に、余程の大雨で無い限りは、晴れの日と同じように解体工事を行います。

中止することによるデメリット

雨に工事を中止した場合、様々なデメリットが発生します。

工事を中止するデメリット(お客様)

最も大きいのは工期の遅延です。後に新築工事を控えている場合などは、全体のスケジュール調整が必要となり、建設会社などにも協力を依頼しなければいけなくなる可能性があります。

工事を中止するデメリット(工事会社)

工期が延びることによって、次に控える現場の工期を調整しなくてはならないケースがあります。また、工事が進まないまま職人への給与を支払うケースも発生しますので、金銭的にもデメリットが生じます。

雨に行うことでのメリットもある

また、雨だからこそえらるメリットも存在します。

工事を決行するメリット(お客様)

当初の予定通り工事が進むことが大きなメリットです。更に、工事の際に埃が舞いにくくなるため、住宅密集地での工事の場合には、近隣の方にとってもメリットがあると言えます。

工事を決行するメリット(工事会社)

雨天時(程度によりますが)には建物が湿ることで散水が不要になります。その場合、本来水撒き担当の作業員を別の作業に回すことが出来るため、効率的に工事を行うことが出来るというのがメリットです。

そうは言っても安全第一

このように、雨天時に工事を行うというのは様々な点で理に適っていると言えます。

安全に工事を行える範囲で、工事が進むのを見守っていただくのが良いでしょう。

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