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ブロック塀にアスベスト・石綿が含まれている可能性はありますか?


                 

庭を囲っているブロック塀の取り壊しを検討しています。解体費用は、アスベストの有無によって大きな差が出ると聞いたことがあるので、アスベストによる追加費用や、近隣への影響を心配しています。30年ほど前に建てたもののようですが、ブロックにアスベストが含まれている可能性はありますか?

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通常ブロック塀にアスベストが含まれることはありませんが、塗料や仕上げ材を塗布している場合には確認をしていただいたほうが良いでしょう。

コンクリートブロック自体にアスベストは含まれていない

コンクリートブロックにアスベストは含まれていません。ブロックは通常、セメントと骨材となる砂や砂利を水と共に混合し、振動と加圧を掛けることで成型されます。ブロック塀はコンクリートブロックを主として作られますが、ブロックを積む過程でもモルタルや鉄筋といった部材しか利用しないため、アスベストが通常利用されることはありません。

アスベストが含まれる場所

アスベストは断熱性や耐火性が高い素材です。そのため、建物に利用されてきた場所としては、屋根、外壁、断熱材、内装材といった部分に限られます。危険性が高く、ニュース等でも多々報道されたことから、ご心配いただいていることと思いますが、今回の件では余程問題はないといえます。

塗料や仕上げ材を塗布しているなら確認を

唯一考えられる可能性としては、コンクリートブロックに塗られた仕上げ剤等にアスベストが含まれている可能性です。日本の塗料メーカーが発表したデータによりますと、1960年代から2005年までに販売された塗料のうち、いくつかの製品にアスベストの含有が認められています。もしもブロック塀に後から塗装等が施されているような場合には、念のために確認をしていただいても良いでしょう。参考に、日本建築仕上材工業会の現会員会社が過去に製造したアスベスト含有塗材に関するアンケート調査結果をご覧下さい。

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