複数の建物を一緒に壊すと解体費用は割安になりますか?
敷地内にある複数の建物の解体を検討していますが、そのうちのひとつは今後何かに使用するかもしれないと思い、解体を迷っています。複数の建物をまとめて壊すと割安になるならすべて解体してしまおうと思っていますが、同時に解体工事をすると安くなるということはあるのでしょうか?
割安になります。養生費用や重機回送費用、その他仮設工事が一本化されるため、合理的に工事が行えることが理由です。自己所有の複数の建物だけではなく、近所の方と同じタイミングで壊すというのも割安に工事を進めるポイントです。
割安になる
複数の建物を同時に解体した方が割安になるのは間違いありません。取り壊し予定の二つの建物があった場合には、一つひとつを時期をずらして解体する場合と、同時期に解体をする場合とでは、後者の方が1割程度割安な見積りが出ることが予想されます。(割安になる度合いは現場によって異なります)
工事の合理化が理由
割安になる理由は工事の合理化です。解体工事に掛かる費用には、重機を現場に運んでくるための重機回送費用や建物の周りを仮囲いする養生費、その他散水や鉄板養生といった仮設費用が含まれます。別々に工事をする場合には二度行わなければならない内容が、同時に行うことで一本化できるため、解体費用を割安にできます。
近所の人と同タイミングもお勧め
ご近所の方と同時に工事を行うのも有効です。お隣の方であれば、自分の敷地の場合と同様に合理化される部分が多いですし、多少距離が離れていても工事の時期を連続させることによって、コストダウンが可能です。一件現場が終わった後、本来であれば、解体工事会社の資材置き場に回収する必要のあった重機をそのまま次の現場に移動できます。他にも、足場の回収だけに来ていた足場屋に、そのまま次の現場の足場組みへ出向くことができます。こうしたことにより、重機回送費用や足場を回収する費用を削減することができるので、仲のいいご近所の方が、自身と同時期に解体工事を考えている場合には、同じ解体工事会社で検討していただくのもコストダウンのための良い方法です。
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