工事中の地響き、近隣への影響は大丈夫でしょうか?苦情が心配です。
解体工事はかなり地響きがあると聞きました。音はどのくらいなのでしょうか。特に工事中の近隣への影響が気になり、ご近所からの苦情が心配です。回避する方法などがあれば教えて下さい。
受験生、赤ちゃん、寝たきりの方などが近隣にいないか確認し、近隣あいさつと説明をきちんと行いましょう。
振動の基準を理解する
解体工事は大型重機が入ったり、手壊してあっても音や振動は発生します。建物の大きさ、RCや鉄骨など堅牢な建物であればあるほど騒音は大きくなってしまいます。環境省のホームページによると、都道府県知事等が規制地域を指定し、振動の大きさ、作業時間帯、日数、曜日等の基準を決めています。この内容どおりの作業をすることが前提となっているので、きちんとした業者であれば基準を遵守して作業を進めてくれます。
また、地盤によって震動に差が生まれるので、地形については、市町村の行政で確認してみてください。
近隣に寝たきりの方、赤ちゃん、受験生がいないか確認する
工事は基本的に平日の日中に行いますが、その時間家にいらっしゃるお年寄りや、寝たきりの方がいらっしゃる場合は、事前の挨拶の時に、工事時間とご迷惑をおかけする旨をよく伝えることが大切です。また受験生や赤ちゃんなどがいる場合も同様です。工事の時間帯をお伝えし、その時間以外は音や振動がないことを伝えて理解を求めて近隣トラブルを未然に防ぎましょう。
音を出しても良いデシベル数を調べておく
騒音と感じるのは人によって違いがでますが、市町村によって基準のデシベル数があるはずです。環境省が決めたデジベル数以内の音の範囲を守られているかをチェックすることもおすすめします。環境省の基準では一般的には昼間の時間帯で、住宅街の場合は55デシベル以下であることと定めています。市町村によって定めた音の大きさが違うので、行政に行って基準のデシベル数を確認しておきましょう。もし度を越して振動があったり騒音があった場合は、解体工事会社に注意勧告をしたり、行政に相談してみてください。工事中の状況を知る、近隣の住民に工事はうるさくなかったかヒアリングするのも一考です。
近隣が解体工事を始めたら注意したいこと
隣家が解体を始めた場合は、振動の影響や重機の運びこみなどで、ブロック塀などの外壁が傷ついてしまうこともあります。ここで重要になるのは、証拠の写真。たとえカメラで記憶をしていたとしても、前からあったものだと主張されては水掛け論になってしまいます。1件3~4万円ですが家屋調査を依頼すると、もし何かあった時に、強力な証拠となるのでおすすめです。また、契約書もよく読み、損害を与えた場合の責任の所在はどうなっているかも注意して確認しましょう。
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