べた基礎の家を解体したいのですが、見積り費用が高い気がします。
シロアリ対策を考えて、30年前にべた基礎の家を作りました。今度二世帯住宅として新築にしたいので、今の家を解体したいのですが、見積り費用でべた基礎の解体費用がとても高くて驚きました。なぜ高いのですか?
べた基礎はコンクリートがらが大量に出てしまうので費用が割高になります。コンクリートがらの処分費用がどうしても高くなるので、「べた基礎解体」は追加オプションとして考えられている業者もあります。
基礎の解体はべた基礎か布基礎かで価格が違う
基礎は2種類あり、1つは布基礎、もうひとつは「べた基礎」です。布基礎は立ち上がりの部分だけ鉄筋コンクリートでできていて、底面は土や鉄筋の配筋が無い防湿コンクリートの状態の基礎のことを指します。一方、べた基礎は底板一面を鉄筋コンクリートで覆い、面で家を支える基礎のことをいいます。べた基礎のメリットは堅牢な基礎であり、耐震性に優れていることと、シロアリなどの害虫の侵入を防ぐことができる点です。
使われるコンクリートの量が多いので、解体する場合は割高になってしまいます。作業の工数でいうと、コンクリートと鉄筋の分別作業も含めると2日以上かかります。これは布基礎の2倍の工数です。その理由はコンクリートの解体の手間と、処分費用の高さです。コンクリートはコンクリートがらとして分別され、細かく粉砕し、中に入っている金属を取り出し、リサイクルできるような素材にします。この工程に手間がかかるので、処分費用が高くなるのです。業者によっては「べた基礎アップ分」というオプション項目もあるほどです。
家の下に空気口があるものは布基礎
解体する家が布基礎かべた基礎かをチェックするには、家の下に空気口があるかどうかを確認してみてください。空気口があれば布基礎でできています。しかしそれ以外でもチェックのしようがなくて困っているという方は、設計図を探してみてください。設計図にはどんな工法で書かれているかが全て書いてあるので、解体の見積もりをするときには非常に重宝します。大手のハウスメーカーで建築した場合は、メーカーが保管している可能性もあるので、一度問い合わせてみてください。
それでもこの見積りで本当に大丈夫なのか、良い業者を探したいという方は、クラッソーネにお気軽にご相談ください。
都道府県別に解体工事会社と解体費用相場を見る
-
北海道・東北
-
関東
-
甲信越・北陸
-
東海
-
関西
-
中国
-
四国
-
九州・沖縄