原状回復の費用の相場はどれくらいでしょうか?
ラーメン屋を営んでいましたが、もう少し大きなところに移転することにしました。今、借りているテナントを退居する際の原状回復が条件となっています。どこまで原状回復すべきか、費用の大体の相場としてどれくらいかかるものでしょうか?
原状回復工事の場合は、条件により大幅に金額が異なるため、相場が出しにくいのが現状です。解体工事会社に見積りを依頼して比較することをおすすめしますが、業者の過去の経験やデータからある程度の概算の費用を知る方法はあるため、それを利用するのも一つでしょう。
事例を参考にすることも目安のひとつに
物件の面積などから原状回復工事の相場を算出することは難しいと言えますが、解体工事を依頼する方に業者を紹介するマッチングサービスを行っているサイトや、業者のホームページなどに過去の事例が紹介されていることがあります。 工事の相場や概算を気軽に知りたいという方のために、過去に請け負った工事の内容や金額などのデータが開示されているもので、ご自身が借りている物件と同じような条件の事例が掲載されていれば、ある程度の参考にはなるでしょう。 このクラッソーネ内装解体と原状回復の相場のコーナー内でも地域別に事例が掲載されていますので、よろしければ参考にしてみてください。
しかし、あくまで他の物件の工事金額ですので、当然ながらその金額よりも高くなることも安くなることもあります。地域、坪数、明細などが近い案件を見て大まかな目安として捉えておきましょう。
解体工事にはいろいろな条件・項目がある
入居している物件を退居する際には、借りたときと同じ状態に戻す原状回復が基本となりますが、その物件によって工事をする内容も変わってきますし、工事をするための条件も異なります。 以下の項目は、事例として金額が左右されやすい内容となりますので、依頼したい解体内容が下記項目に該当するか確認してみましょう。工事に制限がかかるほど、費用としては高くなる傾向にあります。
- ・大きい設備の運び出しがあるか(手運びorクレーン使用)
- ・穴をふさいだり、床の掘削を伴うような特殊工事の有無
- ・ビルの階数や搬出経路の制限など、搬出条件が厳しくないかどうか
- ・作業可能な曜日や時間帯の制限があるかどうか
- ・養生の範囲や種類はどれだけ必要か(養生:傷や汚れをつけないようにエレベーターや通路部分を保護するもの)
数社の業者に見積りを依頼すると適正金額が見えてくる
その物件によって原状回復の内容が変わってくるので工事金額の相場というのはなかなか掴みにくいものです。 具体的な工事金額を知るには、解体工事会社を呼んで実際に現場を見てもらって見積りを依頼するのが正確な金額を知るための最もおすすめな方法です。 何社かに声をかけて見積り金額や明細を比較してみると、自分が依頼する工事の相場金額が少しずつ見えてくると思いますので、納得して工事を依頼できる業者を探しながら、工事費用の適正金額を掴んでいきましょう。
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