解体工事が終わりましたが、住民・隣家に迷惑をかけなかったかの確認はどのようにするのでしょうか。
先日、家の取り壊しが終わりました。解体工事が始まる前には業者と共にご近所へ「ご迷惑をおかけします」と挨拶にうかがったのですが、実際に音や飛散物など、周囲の方に迷惑をかけていなかったか心配です。どのように確認すればよいでしょうか?工事前の挨拶と同じように、訪問して直接訊いてもいいのでしょうか?
工事後の写真の比較と、近隣へのあいさつ時に確認するのが良いでしょう。
写真での確認
近隣の方への迷惑にも様々な種類がありますが、最も尾を引くのが隣家を傷つけたというトラブルです。ブロック塀、外壁、フェンス、植栽といったものから、屋根の破損、基礎の亀裂というように幅広い部分に渡るトラブルです。対処方法としては、工事前後の写真とを見比べて傷が付いているかどうか確認する、というのが最も有効です。
今回は既に工事後というお話ですが、できれば工事前に隣家の方の許可をいただき、写真に残しておくと後々確認がしやすいといえます。もし、工事前の写真が残っているようであれば、写真の様子と現状を見比べていただくことで傷や破損の確認が可能です。
近隣へのあいさつ
ご迷惑の中には、振動、騒音、砂ぼこり、解体会社の担当者の配慮に欠けた対応などが存在します。このような内容は工事後に証拠が残りませんので、実際に近所の方のお住まいに出向き、お礼と共に話しを聞いていただくとよいでしょう。あいさつで対応された方が迷惑を感じられていなくても、家族の別の方が何らかの不満を抱えていることもありますので、家族内の声も確認していただくよう依頼されるとよいでしょう。あいさつは工事完了後、2〜3日たってからでもいいのですが、工事完了当日、または翌日がベストでしょう。
万が一、迷惑が生じたら
迷惑がゼロであるのが理想ですが、解体工事の場合、少なからず近所の方にご迷惑をおかけしてしまうのは、ある程度仕方がない部分です。大切なのは迷惑を感じた方に対して、速やかに誠意ある対応が取れるかどうかです。もし、何らかの声を拾うことができたのであれば、業者にあらためてお詫びに行ってもらう、あるいは速やかに補修を進め、そして発注者としてもあらためてお詫びの気持ちを伝えることがトラブルを大きくしないポイントです。
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