火事にあった建物の取り壊しは誰に依頼すればいいですか?
家が火災に遭ってしまいました。ほぼ全焼してしまい、近隣の皆さんにも多大なるご迷惑をおかけしてしまったので、他の場所へ引っ越しをする予定でいます。燃えてしまった建材や家の中にある燃えた家具など、ゴミの処分は誰に依頼すればいいでしょうか。自分たちによる片付けのみでなく、業者に依頼しなければならないでしょうか。
解体工事会社が適任です。ほとんど燃えてしまったとしても、基礎のコンクリートをはつったり、外構部分の撤去には重機等が必要となりますので、便利屋などではなく専門業者に依頼していただくのが良いでしょう。
解体工事会社が適任
火災後の建物撤去を依頼するのは解体工事会社が適任です。建物が燃えてしまったとしても、基本的流れは変わりませんし、火災ならではの注意点についても、解体工事会社は熟知していることが多いです。お近くの解体工事会社を探し、まずは相談していただくと良いでしょう。
解体作業の流れ
大まかな流れは火災以外の物件と変わりありませんが、概要をご紹介します。
罹災証明の取得
火災にあった建物を壊す場合、まず一番最初に行うべきなのは罹災証明の取得です。罹災証明は消防証が発行する、建物が火事にあったことの証明書ですが、廃材処理費用の減免を受けるために必須です。まずは消防署に行きましょう。
見積りの検討
解体工事会社に現地を見てもらい、見積りの提出を受けます。工事金額、期間、詳細な内容について検討を行います。気になる点は業者に聞いていただくと良いでしょう。
契約
見積りが満足いく内容であれば、業者と工事請負契約書を交わします。
近隣あいさつ
工事着工前に近所の方にあいさつ回りを行います。火災のお詫びで既に回っていらっしゃるかもしれませんが、解体時にもやはりご迷惑をお掛けしますので、再度あいさつに足を運びます。
解体着工
実際に工事に取りかかります。30坪程度の木造住宅であれば、7〜10日間が目安となります。火災現場のゴミは通常の産業廃棄物と異なり、自治体の処分施設に持ち込みます。自治体によりますが、処分費用を減免してくれる制度が存在します。
工事完了立ち会い
工事完了後、解体工事会社立ち会いのもと完了立ち会いを行います。修正すべき点があれば、手直しを依頼すると良いでしょう。
近隣あいさつ
工事が終わった報告と、工事協力のお礼で近隣あいさつを行います。
支払い
工事代金を解体工事会社に支払います。
専門業者へ相談を
建物がほとんど燃えてしまったとしても、その後、コンクリートの基礎を破壊したり、庭石やブロック塀を撤去する際には、大型の重機が必要となることが珍しくありません。便利屋や不用品処理業者の中には、火災の片付けをしてくれるところもあるかもしれませんが、大型の重機が必要となることを考えると、やはり解体工事会社に依頼をするのがよいでしょう。
都道府県別に解体工事会社と解体費用相場を見る
-
北海道・東北
-
関東
-
甲信越・北陸
-
東海
-
関西
-
中国
-
四国
-
九州・沖縄