庭木の移植を解体工事会社はやってくれますか？
家の建て替えをするので解体業者に工事を依頼する予定ですが、現在植えてある庭木は処分せずに新しい家の庭に移植したいと考えています。解体用の重機を入れるためにはどちらにせよ庭木を一旦撤去しなくてはならないのですが、解体業者は植え替えもやってくれるでしょうか。
抜根作業までやってくれても、その後の植え替えまでを行わないのがほとんどです。大切な木であれば庭師に依頼するのが無難です。
物理的に抜くことは可能
解体工事の際には大型の重機を使用しますが、それを利用すれば木を抜くことは難しくはありません。今回の場合は、重機搬入のためどちらせよ庭木の撤去が必要だということですから、担当者に「木は建て替え後も植えたいので、大きめに土を掘り起こし、抜いた木に関しては隅に置いて下さい」と依頼すれば、特に問題なく行ってくれるでしょう。
植え替えはやってくれない
一方で植え替えは断られる可能性が高いと思われます。解体工事会社は造園業者ではないため、植木に関する知識は持ち合わせていません。新しく木を植える際には、季節、土の性質、肥料をやるタイミング、水やりのタイミング、枝葉の剪定、といった様々な知識を元に判断する必要がありますので、解体工事会社に適切な植え替えは不可能といえます。
大切な木ならはじめから造園業者に依頼を
もしも該当の庭木が大切な木であれば、木を抜く時点から造園業者や庭師に依頼をしていただくことをお勧めします。季節や剪定といった配慮は、木を抜く時点から必要となりますし、根の切り方や抜いた後のケアなど豊富な知識と経験を元にサポートしてくれることと思います。枯らしてはいけない大切な木であれば、解体をすることが決まった時点で造園業者に相談をし、木の状況を元にした植え替え計画を提案してもらうと良いでしょう。
プロであっても万全ではない
庭木の植え替えは枝や根を切ることになるため、木へのダメージも少なからず存在します。プロに頼んだとしても、木そのものの体力や新しい環境での日あたり、水はけといった条件で枯れてしまうこともあります。プロに依頼する場合でも、アドバイスを受けながら慎重に進めましょう。
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