スレート倉庫解体費用の相場!安く済ませるためのポイントを解説
スレート材は、主に屋根材として使用されてきた建材で、特にアスベスト(石綿)が含まれている場合があります。
アスベストは健康に危険を及ぼすため、解体作業を行う際には適切な処理が必要となり、その分解体費用が増加します。スレート倉庫の解体にかかる費用について、以下のポイントを押さえておきましょう。
スレートとは?
スレートは粘板岩という種類の岩で、層状に割れやすいため、屋根材や外壁材、床材などに利用されることが多いです。
下記のようなものを見たことありますでしょうか。
これらは全てスレートです。
スレートには、アスベストを含むものと含まないものがあります。アスベストが含まれている場合、取り扱いや処理に専門的な作業が必要となるため、撤去費用が高くなる傾向があります。
倉庫の解体費用は?
鉄骨造の倉庫を解体する場合、坪単価の目安は20,000~50,000円程度です。
例えば、10坪の倉庫であれば200,000~500,000円、20坪の場合は400,000~1,000,000円が相場となります。ただし、立地条件や建物の規模などによって費用は大きく変動するため、あくまで参考としてお考えください。
さらに鉄骨造の倉庫では、屋根材、外壁材、内装材にアスベストが使用されているケースがあります。アスベストが含まれている場合には、有資格者による調査と専門的な処理が必要です。アスベストの撤去は、通常のスレート屋根に比べて作業方法が異なり、作業時間や人件費が増加するため、処分費用が高くなる点にご注意ください。
解体費用を安く抑えるための補助金制度やその他のポイント
解体費用に関する補助金制度
自治体によっては、補助金制度を活用できるケースがあります。
補助金については、自治体に直接確認するのも良いですが、解体業者にどのような補助金が利用できるか尋ねるのも一つの方法です。過去にその補助金を利用した経験のある業者であれば、具体的な条件や手続きについて詳しくアドバイスをもらえる可能性が高いでしょう。
残置物を自分で撤去して解体費用を安くする
倉庫の中に家具や農機具など残っていませんか?建物の解体で出る木くずやコンクリートガラとは異なる方法で処分する必要があるため、これらを解体工事会社に処分をお願いをすると、追加費用が発生するのが一般的です。そのため、解体費用を抑えたい方は、残置物を自分で処分することをおすすめします。
農機具は、
- 買取業者にお願いする
- 下取りに出す
- 不用品業者に依頼する
家具や日用品などは、
- 不燃ごみとして出す
- リサイクルショップに持っていく
等の方法があります。
必ず相見積もりを取ろう
解体業者に見積もりを依頼する際は、必ず相見積もりを取ることをおすすめします。同じ工事内容であっても、業者によって解体費用は異なるためです。
この差は、業者ごとの利益率の違いだけでなく、業者の拠点から現地までの距離や、他の仕事の状況によっても影響されます。たとえば、業者が他の案件で忙しいときは費用が高くなることがありますし、逆に時間に余裕があるときは割安で依頼でき家を解体してから売却するメリット・デメリットる場合もあります。このため、複数の業者からの見積もりを比較することが重要です。
解体工事会社(解体業者)の都合に合わせて工事を依頼しよう
解体工事会社(解体業者)は、お客様から「契約をしたいです」と言われた順に解体のスケジュールを抑えていきます。そのため「〇月〇日までに完工したい」と思っても、他のお客様のスケジュールによっては、金額が高くなる・解体の依頼ができないという事が起きます。
もし解体の期限に余裕がある場合は、工期を2か月程度設定し、「解体工事会社の手が空いているときに工事を行ってもらえますか?その分、少し割引してもらえませんか?」と値引き交渉をすることが可能です。
特定の日にちまでに終わらせたいという場合は、お客様の都合に合わせたスケジュールを組む必要がありますが、工期を2か月や3か月と長めに取ることで、「○○市で工事があるから、そのついでに一緒に作業しよう」と他の工事と組み合わせてスケジュールを自由に調整できるためです。
スレートの倉庫を解体する手順は?
- 家財道具の処分
- スレート(屋根材や外壁材)の撤去
- 柱の撤去
- 整地
という順で解体をしていきます。
解体作業の様子を撮影した動画はこちら
まとめ
スレート倉庫の解体を検討する際は、アスベスト除去に対応できる専門業者を選ぶことが重要です。アスベスト処理には特別な資格が必要となるため、事前に業者の実績や対応力を確認することで、安心して依頼できるでしょう。
さらに、複数の業者から見積もりを取ることで、費用やサービス内容を比較することができます。解体費用だけでなく、信頼性やサポート体制を総合的にチェックし、自分にとって最適な業者を選びましょう
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