ステップ4:解体工事会社の違反経歴などを確認する
ステップ4:業者の違反経歴などを確認する
見積書が揃うと、値段の優劣が見えてきますね。良心的な価格の業者が見つかったら、「いよいよ契約!」と行きたいところですが、その前に必ず確認すべきことがあります。
それは、
『無許可の解体工事業者ではないか?』
『過去に違反を重ねている解体工事業者ではないか?』
という2点です。
「親切そうな担当者だったし、まさか悪徳業者のはずがない。」
「ホームページを見たけれど、すごくしっかりしてそうな解体工事会社だった。」
と思うような業者が、実は過去にとんでもない悪さをしているケースもありますので、注意が必要です。
なぜ悪徳業者かどうかという確認が大切か?
時折、解体工事会社の不法投棄による逮捕劇がニュース等で報道されることがありますが、不法投棄を取りしまる廃棄物処理法では、解体工事会社が不法投棄を行った場合でも施主への罰則は定められてはいません。
このような話をさせていただくと、「それなら気にせず安い業者を選べば良いじゃないの。」と言われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際はそんな単純な話ではないのです。
それでは、なぜ悪徳業者を排除する必要があるのでしょうか?
悪徳業者は他にもトラブルを引き起こす可能性が高い
悪事を働くということはモラルが低いということです。不法投棄だけでなく、後から膨大な追加料金を請求されたり、工事自体が粗雑だったり、工事を途中で投げ出してしまうということも考えられます。
暴力団とつながっている可能性が高い
過去に行政処分になった業者を見ていると、暴力団とのつながりの多さに驚かされます。昔から解体工事は暴力団の資金源の一つといわれており、現在でもそのような業者が残ってしまっているのが現状です。トラブルがあったときに暴力団と交渉する勇気のある方は早々いらっしゃらないでしょう…。
施主の発注者責任を問われることも考えられる
現行の法制度では確率は低いですが、あきらかに悪徳であるという兆候を見過ごしていた場合は、施主の発注者責任が問われる可能性もゼロとは言い切れません。
周りに莫大な迷惑がかかる
近隣への配慮を怠った工事、いい加減な解体工事による事故、道端への不法投棄などは、解体工事の当事者以外にも甚大な迷惑をかけることになります。
このように、悪徳業者を選んでも良いことは一つもないのです。ですから、事前のチェックはとても重要です。
具体的な確認の方法
解体工事の資格、過去の違反などを確認する具体的な方法に関しては、【悪徳モンスター工事会社を見極める方法】で詳しく解説してあります。
是非熟読して、悪い業者をつかまないようにしてください。
都道府県別に解体工事会社と解体費用相場を見る
-
北海道・東北
-
関東
-
甲信越・北陸
-
東海
-
関西
-
中国
-
四国
-
九州・沖縄