解体工事会社と初めて会うときに行うべき７つのチェック

公開日:2012/01/21 最終更新日:2023/06/08

解体工事会社と初めて会おうときに行うべきこと

解体工事会社を選定するポイントは金額だけではありません。他にも、近隣への対応をしっかりしてくれるか、工期を守ってくれるか、など注意すべき沢山のポイントがあります。

ここでは、解体工事会社とはじめて会うタイミング（多くの場合、見積りを作るための現場確認の時）に行うべきことについて解説いたします。

ビジネスマンとして当たり前のことですが、約束の時間を守るというのは非常に重要です。特に解体工事の場合は『工期』という大切な時間があります。

工期に遅れれば、それ以降の工事に悪影響が出るばかりか、近隣にも迷惑をかけることになりかねません。『時間への意識は工期への意識と同じ』といつもりで、担当者の意識をチェックしましょう。

何か事情があってどうしても遅れてしまう場合は、早めに連絡があるか、お詫びは心からのものか、などの確認もすると良いでしょう。

解体工事会社の場合見積りの担当者がそのまま近隣挨拶をすることが多いです。ということは、あなたへの挨拶は近隣の方への挨拶と同じだと言えます。

挨拶は近隣の方から見たときに気持ちの良いものでしょうか？

印象の良い業者の仕事であれば、多少のことも我慢したくなるのが人間の心理ですから、工事を円滑に進めるためにも挨拶をチェックしましょう。

お客様対応をする担当者は、社内で一番外受けのよい人間が行っていることがほとんどです。ですから、マナーや身だしなみという点でのトップがお客様対応の担当者だと言えます。

もしも担当者の身だしなみが悪かった場合、現場作業員の身だしなみはそれ以下のものになります。

解体工事会社ですから、作業着が基本で、多少の泥は仕方がありませんが、そんななかでもしっかりと身だしなみを整える意識があるかをチェックしましょう。

どんぶり勘定の解体工事会社による追加費用のトラブルは後を絶ちません。あなたの元を訪れた担当者はどうでしょうか？

現場の様子をしっかりとメモしていれば、それは精査されてしっかりとした見積りを作ろうという意識の表れです。トラブルを防ぐためにも、現場のメモは重要です。

現場のメモとあわせて、施主の要望をしっかりと書き留めることも非常に重要です。

解体工事の際には
残してほしい木、
注意すべき神経質な住民、
工事をとめてほしい時間帯、
など、現場固有の重要なポイントがきっと存在するはずです。

しかし、あなたが伝えたことを書き留めなければ、それを忘れて後からトラブルになることも考えられます。

「間違えて壊してしまいました」では修復がききませんので、メモを取るかも重要なポイントです。

解体工事の前には、迷惑をかける近隣の方々への挨拶を行うのが礼儀ですが、中には「挨拶はお施主さんにお任せしています」という業者も存在します。

しかし、事前の挨拶に解体工事会社が同行することは、『専門的な質問に答える』、『何かあったときの窓口として紹介する』という点で非常に重要です。何かあったときに、近隣の声が解体工事会社に届くようにするために、事前の挨拶はとても重要です。

許可証、工事保険の証書を提示してくれるかは、「しっかりとした業者だ」と胸を張って言えるかどうかを表しています。ですから、「見積り提出時に許可証と保険証を見せてください。」という依頼をすることは、解体工事会社を選別する良い踏み絵になります。

「コピーをください。」というと悪用を恐れて嫌がる業者も中にはいますが、見るだけでも拒否される場合は、何かあると疑ったほうが良いと思います。

なお、工事保険に関しては年間契約ではなく現場ごとの契約をする解体工事会社もいますので、詳しくは解体工事会社の担当者に確認をしてみてください。

かなり多いようにも感じますが、現場確認の３０分程度の時間があれば十分に行えることだと思います。これだけの内容をチェックすれば、値段以外の重要なポイントが浮き彫りになってきますので、面倒でも是非行うようにしましょう。

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